中上健次と村上春樹 : 「脱六〇年代」的世界のゆくえ

書誌事項

中上健次と村上春樹 : 「脱六〇年代」的世界のゆくえ

柴田勝二著

東京外国語大学出版会, 2009.3

タイトル別名

中上健次と村上春樹 : 脱六〇年代的世界のゆくえ

中上健次と村上春樹 : 「脱60年代」的世界のゆくえ

中上健次と村上春樹 : 脱60年代的世界のゆくえ

タイトル読み

ナカガミ ケンジ ト ムラカミ ハルキ : ダツ ロクジュウネンダイ テキ セカイ ノ ユクエ

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注記

中上健次・村上春樹対照略年譜: p332-345

内容説明・目次

内容説明

「大きな物語」としての“60年代”をくぐりぬけて作家となった中上と村上。その差異と重なりを緻密に読み解き、ポストモダンの様相を浮かび上がらせる画期的文学論。

目次

  • 第1部 “六〇年代”への葬送(転移する暴力—『岬』への系譜;“動物”を殺す話—『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』と六〇年代;重層する現代と古代—『枯木灘』の時空)
  • 第2部 “終わり”の彼方へ(反転する物語—『羊をめぐる冒険』と“漱石”の影;“天皇”のいない世界—『地の果て至上の時』の象徴界;“終わりの後”の物語—『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とポストモダン批判)
  • 第3部 アジアと歴史への眼差し(遍在する「底」—『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』における暴力;殺し、交わる相手—『海辺のカフカ』における過去;“力”への憧憬—『異族』とポストモダンの天皇)

「BOOKデータベース」 より

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