書誌事項

建礼門院という悲劇

佐伯真一著

(角川選書, 445)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.6

タイトル別名

建礼門院という悲劇

タイトル読み

ケンレイモンイン トイウ ヒゲキ

大学図書館所蔵 件 / 112

注記

再販(2009.10)は、221p

内容説明・目次

内容説明

壇ノ浦の合戦で源氏の荒武者に捕らわれ、出家して京の大原の里に篭った建礼門院—。彼女を後白河法皇が訪ねる「大原御幸」では、自分の数奇な人生を地獄・畜生などの六道になぞらえて語る。それは、仏に仕える聖女の祈りなのか、愛欲に生きた美女の懺悔なのか、あるいは愛児の天皇を海に沈めてしまった母の苦悩なのか。好奇の眼にさらされ、さまざまな憶測を呼んでいた彼女に、『平家物語』が語らせたものは何か。建礼門院のつくられたイメージと秘められた謎を明かす。

目次

  • 序章 建礼門院はどこにいるのか
  • 第1章 建礼門院の生涯
  • 第2章 建礼門院の六道語り
  • 第3章 憤る女院、苦悩する国母
  • 第4章 建礼門院説話と小野小町説話
  • 第5章 畜生道と中世の女性説話
  • 終章 その後の建礼門院

「BOOKデータベース」 より

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