聖遺物崇敬の心性史 : 西洋中世の聖性と造形
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聖遺物崇敬の心性史 : 西洋中世の聖性と造形
(講談社選書メチエ, 441)
講談社, 2009.6
- タイトル読み
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セイイブツ スウケイ ノ シンセイシ : セイヨウ チュウセイ ノ セイセイ ト ゾウケイ
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注記
参考文献: p236-258
内容説明・目次
内容説明
聖人の遺体や遺骨、遺灰、聖人が生前に身にまとったものや触れたもの=聖遺物は、「宝石よりも貴重で、黄金よりも価値がある」と形容され、かぐわしい香りや光を放ち、腐敗しないと信じられた。死人を甦らせ、病気やけがを治し、現世の罪を清めて天国に至らしめるという、聖なる力をはらんだ聖遺物を民衆にアピールするための手段として、教会建築や装飾、容器や祭壇画などがキリスト教社会の中で確固たる地位を築いていく。造形イメージが聖性を帯び、やがて芸術へと昇華していく過程をつぶさに追う。
目次
- 第1章 聖遺物の力
- 第2章 トランスラティオ(聖遺物奉遷)と教会構造
- 第3章 黄金のシュライン—聖遺物を納める容器
- 第4章 聖遺物容器のさまざまな形態
- 第5章 聖なる見世物—聖遺物/聖遺物容器の人々への呈示
- 第6章 聖なるカタログ
- 第7章 聖性の転移
「BOOKデータベース」 より