官能の哲学
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官能の哲学
(ちくま学芸文庫, [マ-15-3])
筑摩書房, 2009.6
- タイトル読み
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カンノウ ノ テツガク
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注記
巻号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
ゴダールと谷崎が描いた乳房の違い。バルテュスの画に見る緊張感漂う欲望。「欲望とは脱我ではなく、「わたし」が欲望し、かつ欲望する「わたし」自身を同時に意識している」—著者は、性は修辞的にしか語りえず修辞は性的にしか実践しえないという空転する命題を提示して、現代のメディァ空間に棲息し、あらゆる葛藤や屈折の表象として立ち上がるエロティックな記号を炙り出す。さまざまな作品を引用し横断しつつ、映画、絵画、小説等から「表象のエロス」を掬い取り描き出す、意欲的論考。
目次
- 乳房が眼を閉じる—序にかえて
- 1 修辞的身体(´erotiques/rh´etoriques;インテルメッツォ—バルテュスの絵をめぐる ほか)
- 2 歴史の地平(電子的レアリスム;スクリーン—遮蔽と露出 ほか)
- 3 確率/イメージ/メディア(表象と確率;見えるものと見えないもの ほか)
「BOOKデータベース」 より