物語論で読む村上春樹と宮崎駿 : 構造しかない日本
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物語論で読む村上春樹と宮崎駿 : 構造しかない日本
(角川oneテーマ21, A-102)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.7
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モノガタリロン デ ヨム ムラカミ ハルキ ト ミヤザキ ハヤオ : コウゾウ シカ ナイ ニホン
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
910.268||Mu43110026633
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再版 (2013.10.25発行) の発行所: KADOKAWA
Description and Table of Contents
Description
暴走する「物語メーカー」に「欠損した私」を委ねてはいけない。少なくとも「構造しかない」物語にこの国全体が「とてつもない日本」という空虚な意味を補填し、日本が世界に届いたと思い込むことだけは止めた方がいい。何も届いていないし、届けてしまってはいけないのである。9・11はアメリカ、ないしはブッシュという「物語メーカー」の暴走としてあり、そこに日本人は「欠損した私」を委ねてしまったことは忘れてはならない。
Table of Contents
- 序 構造しかない日本
- 第1章 八〇年代における「文学」の『スター・ウォーズ』化について
- 第2章 『羊をめぐる冒険』の「僕」はいかにしてルーク・スカイウォーカーとなったか
- 第3章 宮崎駿は『ゲド戦記』を何故、嫌悪するのか
- 第4章 ポニョの母親は何故巨大なのか
- 終章 もう一度、「構造しかない日本」について
- 補論(あとがきにかえて) 『1Q84』と村上春樹の再『スター・ウォーズ』化
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