昭和二十年夏、僕は兵士だった
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昭和二十年夏、僕は兵士だった
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.7
- タイトル別名
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昭和二十年夏僕は兵士だった
- タイトル読み
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ショウワ ニジュウネン ナツ ボク ワ ヘイシ ダッタ
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注記
対談者: 金子兜太, 大塚初重, 三國連太郎, 水木しげる, 池田武邦
初出: 「本の旅人」平成20年2月号-平成21年7月号
内容説明・目次
内容説明
南方の前線、トラック島で句会を開催し続けた金子兜太。輸送船が撃沈され、足にしがみついてきた兵隊を蹴り落とした大塚初重。徴兵忌避の大罪を犯し、中国の最前線に送られた三國連太郎。ニューブリテン島で敵機の爆撃を受けて左腕を失った水木しげる。マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、沖縄海上特攻を生き延びた池田武邦。戦争の記憶は、かれらの中に、どのような形で存在し、その後の人生にどう影響を与えてきたのか。『散るぞ悲しき—硫黄島総指揮官・栗林忠道』(大宅壮一ノンフィクション賞)の著者が綴る、感涙ノンフィクション。
目次
- 賭博、男色、殺人—。南の島でわたしの部下は、何でもありの荒くれ男たち。でもわたしは彼らが好きだった。—金子兜太
- 脚にすがってくる兵隊を燃えさかる船底に蹴り落としました。私は人を殺したんです。一八歳でした。—大塚初重
- 逃げるなら大陸だ。私は海峡に小舟でこぎ出そうと決めました。徴兵忌避です。女の人が一緒でした。—三國連太郎
- もうねえ、死体慣れしてくるんです。紙くずみたいなもんだな。川を新聞紙が流れてきたのと同じです。—水木しげる
- マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、そして沖縄特攻。二〇歳の頃に経験したことにくらべれば、戦後にやったことなんか大したことない。—池田武邦
「BOOKデータベース」 より