始まっている未来 : 新しい経済学は可能か
著者
書誌事項
始まっている未来 : 新しい経済学は可能か
岩波書店, 2009.10
- タイトル別名
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始まっている未来 : 新しい経済学は可能か
- タイトル読み
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ハジマッテ イル ミライ : アタラシイ ケイザイガク ワ カノウ カ
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注記
対談部分は、月刊誌「世界」に掲載された連続対談「新しい経済学は可能か」 (2009年4-7月号) に補筆したもの
<補論1>は「農業協同組合新聞」に掲載された「貧困を拡散した"WTO精神"」 (2008年10月17日付) と「経済危機の本質を考える—克服の方向を求めて」 (2009年3月4日付) を再編集したもの
内容説明・目次
内容説明
世界と日本に現れている未曾有の経済危機の諸相を読み解きながら、パックス・アメリカーナと市場原理主義で串刺しされた特殊な時代の終焉と、すでに確かな足取りで始まっている新しい時代への展望を語り合う。深い洞察と倫理観に裏付けられた鋭い論述は、「失われた二〇年」を通じて「改革者」を名乗った学究者たちの正体をも遠慮なく暴き出し、「社会的共通資本」を基軸概念とする宇沢経済学が「新しい経済学は可能か」という問いへのもっとも力強い「解」であることを明らかにする。
目次
- 第1回 市場原理主義というゴスペル
- 第2回 日本の危機はなぜこうも深いのか
- 第3回 人間らしく生きるための経済学へ
- 第4回 新しい経済学の息吹
- 補論1 社会的共通資本としての農の営み—農業と食糧の危機にどう対応すべきか
- 補論2 社会的共通資本と二一世紀的課題
- 三つの訣別—あとがきに代えて
「BOOKデータベース」 より