書誌事項

社会主義と個人

笠原清志著

(集英社新書, 0516A)

集英社, 2009.11

タイトル別名

社会主義と個人 : ユーゴとポーランドから

タイトル読み

シャカイ シュギ ト コジン

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内容説明・目次

内容説明

社会主義体制とは「ふつうの人々」にとってなんだったのか。70年代のユーゴスラヴィアにおける留学体験と、「連帯」が権力を握った80年代ポーランドでの聞き取り調査を通して、歴史に翻弄される人々を市民の視線で考える。上司が旧ソ連派だったため拷問にあった下宿の主人、劇的な体制の変化により不可解な死をとげた元外交官などの記録によって、歴史の表面には出てこない人々の素顔が浮かび上がってくる。

目次

  • 第1部 ユーゴスラヴィア(ベオグラードの夕焼け;ニナリッチはスーツケースの右隅にある;ユーゴスラヴィア版“イソップ物語”;身分証明書を見せろ;「さよなら」を言う間もなく;理念の崩壊と民族主義の台頭;時が流れて)
  • 第2部 ポーランド(非共産党政権の誕生;ワレサと連帯運動の軌跡;明日を生きる“追放者”達;過去を支配する者が…;「労組連帯」のジレンマ;民主化のリーダーと“半民主主義”)

「BOOKデータベース」 より

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