書誌事項

遠藤周作文学論集

遠藤周作著 ; 加藤宗哉, 富岡幸一郎編

講談社, 2009.11

  • 文学篇
  • 宗教篇

タイトル読み

エンドウ シュウサク ブンガク ロンシュウ

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注記

「遠藤周作文学全集」 (全15巻 新潮社刊) を底本とした

内容説明・目次

巻冊次

文学篇 ISBN 9784062152280

内容説明

単行本未収録の幻の評論「フランス・カトリック文学展望」を所収。評論家として出発した遠藤の現代への予見とは。

目次

  • フランス・カトリック文学展望—ベルナノスと悪魔
  • 誕生日の夜の回想
  • 文学と想像力
  • 基督教と日本文学
  • フランソワ・モーリヤック
  • テレーズの影をおって
  • 芸術交流体について
  • 堀辰雄覚書
  • サド侯爵の城
  • クロソウスキイ氏会見記
  • 日本的感性の底にあるもの
  • 永井荷風
  • 大岡昇平論
  • 椎名麟三論
  • 美と信仰に裂かれて
  • 信長と西洋
  • 人間のなかのX
  • 一つの肖像画
  • グレアム・グリーンをしのぶ
  • G・グリーンの魔
  • 小説技術についての雑談
  • 弱虫と強者について
  • アウシュヴィッツ収容所を見て
  • 外国を舞台にした小説の難しさについて
  • 笑いの文学よ、起れ
  • 私に「膝栗毛」
  • 小林秀雄氏の絶筆
  • 人間の心、このテルごときもの
  • 元型について
  • 読みたい短篇、描きたい短篇
巻冊次

宗教篇 ISBN 9784062152297

内容説明

自らの意志でなく受洗し苦悩した作家は、いかにして日本人と西洋の「神」の問題をとらえ、受け止めていったのか。

目次

  • 宗教の根本にあるもの
  • 神々と神と
  • うしろめたき者の祈り—日本人におけるイエス像の変化1
  • 通過儀礼としての死支度—日本人におけるイエス像の変化2
  • 二重生活者として—日本人におけるイエス像の変化3
  • 父の宗教・母の宗教—マリア観音について
  • 形而上的神、宗教的神
  • キリストの土地
  • キリストの顔
  • エルサレム巡礼
  • 切支丹の時代の知識人
  • 吉満先生のこと
  • 内村鑑三と文学
  • ルオーの中のイエス
  • フロイス『日本史』第一巻
  • 異邦人の苦悩
  • ガンジス河とユダの荒野
  • 悪魔についてのノート
  • カトリック作家の問題
  • 私の文学
  • 現代日本文学に対する私の不満
  • 基督教文学について
  • 私の「イエスの生涯」
  • みすずのたわごと
  • ユダと小説
  • 日本とイエスの顔
  • 合わない洋服
  • キリスト教作家としての立場から

「BOOKデータベース」 より

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