「沖縄核密約」を背負って : 若泉敬の生涯

書誌事項

「沖縄核密約」を背負って : 若泉敬の生涯

後藤乾一著

岩波書店, 2010.1

タイトル別名

沖縄核密約を背負って : 若泉敬の生涯

タイトル読み

オキナワ カク ミツヤク オ セオッテ : ワカイズミ ケイ ノ ショウガイ

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注記

主要参考・引用文献一覧: p393-400

若水敬 略年譜: 巻末p7-18

内容説明・目次

内容説明

一九六七年から七二年にかけ、佐藤首相の特命を帯びてロストウ、キッシンジャー補佐官と沖縄返還に関わる「核密約」交渉に当った若き国際政治学者・若泉敬(一九三〇‐一九九六)。彼は九四年に著書『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』を公刊し、国家機密の守秘義務を犯すことを承知で、有事核再持ち込みについての「秘密合意議事録」作成の全容を告白する。晩年は核持ち込みという“代償”を強いた沖縄への自責の念から、末期ガンの病躯をおして沖縄への慰霊の旅を重ね、仏門に帰依し、蔵書を焼き、家族と義絶する。若泉はなぜ密命を受任し、凄絶な生涯をたどらなければならなかったのか。現代史家が活写する、ある「国際的日本人」の同時代史。

目次

  • 第1章 越前の片田舎から世界へ(一九三〇‐一九六〇)(篤農家の長男として;越前今立地方の風土 ほか)
  • 第2章 一九六〇年代日米関係の激流へ(一九六〇‐一九六七)(アメリカ研究留学;オピニオン・リーダー会見記 ほか)
  • 第3章 内閣総理大臣特使として(一九六七‐一九七二)(佐藤政権と「沖縄問題」;沖縄返還と核問題 ほか)
  • 第4章 著述への決意(一九七二‐一九九四)(一九七〇年代の著述活動;東南アジア訪問と反日運動 ほか)
  • 第5章 余命尽きるとも(一九九四‐一九九六)(沖縄県知事大田昌秀と若泉敬;後期戦中派の終焉—池田富士夫と若泉敬 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB00862399
  • ISBN
    • 9784000224031
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xii, 400, 18p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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