語る老女語られる老女 : 日本近現代文学にみる女の老い
著者
書誌事項
語る老女語られる老女 : 日本近現代文学にみる女の老い
學藝書林, 2010.2
- タイトル読み
-
カタル ロウジョ カタラレル ロウジョ : ニホン キンゲンダイ ブンガク ニ ミル オンナ ノ オイ
大学図書館所蔵 件 / 全97件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
博士論文「日本近代文学における<老女>表象 : ジェンダー/エイジング批評の視座から」(お茶の水女子大学) を再構成し, 大幅に加除修正を加えたもの
老女表象年表: p329-332
参考文献: p333-349
内容説明・目次
内容説明
年老いた女たちはどのように生き、どのように語られたのか。『坊っちゃん』『羅生門』から『老妓抄』『彩霧』、そして『貴婦人Aの蘇生』『西の魔女が死んだ』…。文学作品の歴史的・社会的・文化的要素にアプローチし、女性の老いをめぐる問題の根幹へと迫る画期的論集。
目次
- 1 老女はどこへ行くのか—“女”と“老い”をめぐる批評(老いとは何か;エイジング研究の理論;老女研究の方法)
- 2 老女の表象史(『坊っちゃん』—再生産労働のポリティクス;『生』—“老いゆく/病みゆく身体”の発見;『羅生門』—一九世紀末〜二〇世紀初頭の老女表象;『老妓抄』と『晩菊』—尊厳の所在;『野守』『山姥の微笑』『猫の草子』—家族のなかの自死)
- 3 語る老女—円地文子論(年老い給ふほど、この世ならぬ美しさのみ増りて—円地文子の文学と生涯;“老い”と“女”のアンビヴァレント—『遊魂』;一九七〇年代“老いゆく身体”—『彩霧』;“書くこと”の倫理—『菊慈童』)
「BOOKデータベース」 より