規律教育は子どもの心を育てない : 教護院改革に挑んだ石原登と情性の教育
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規律教育は子どもの心を育てない : 教護院改革に挑んだ石原登と情性の教育
明石書店, 2010.3
- タイトル読み
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キリツ キョウイク ワ コドモ ノ ココロ オ ソダテナイ : キョウゴイン カイカク ニ イドンダ イシハラ ノボル ト ジョウセイ ノ キョウイク
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注記
参考文献・資料: p185-190
石原登・年譜: p191-195
内容説明・目次
内容説明
非行少年を自立させるためには、勤勉と忍耐の精神を培う禁欲的生活の習慣化、すなわち規律教育が最良と考えられてきた。それに異を唱えたのが、初代国立女子教護院院長・石原登である。少年たちが再び生きる力を取り戻すためには、あるがままの存在を受けとめ、肯定する「情性の教育」が必要だと説いた。なぜ石原はそのような思想をもちえたのか。言行録や著作を通して、その形成過程をたどりながら、あらためて情性の教育の重要性を問いかける。
目次
- 第1章 不良少年七十年
- 第2章 雛の誕生と成長
- 第3章 一高入学と煩悶
- 第4章 教職生活のスタート
- 第5章 前田子爵家と石原の運命
- 第6章 辺境の教育現場 感化院へ
- 第7章 人間の自立と国民道徳
- 第8章 情性の危機と支援
「BOOKデータベース」 より