子は親を救うために「心の病」になる
Author(s)
Bibliographic Information
子は親を救うために「心の病」になる
筑摩書房, 2010.3
- Other Title
-
子は親を救うために心の病になる
- Title Transcription
-
コ ワ オヤ オ スクウ タメ ニ ココロ ノ ヤマイ ニ ナル
Available at / 103 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
Description
親のために、引きこもった男の子。摂食障害になった女の子。善悪が逆転した感覚を持ち、「虐待の連鎖」に悩む子育てママ。親とのつながりを持てずに育った女性の、「異邦人」のような存在感の希薄さ…。様々な症例を基に解明される、親子という「生きづらさ」の原点と、その解決。
Table of Contents
- 第1章 息子は親を救うために引きこもった(学童期は親の生き方をまるごと取り入れる;反抗期の激しさは、親が教えた「心の矛盾」に比例する;「ママの苦しみをとるために僕は不登校になった」;親の老後が心配なので、僕は三二歳で引きこもった)
- 第2章 娘の摂食障害が、母親の人生を回復させた(拒食症は「我慢が第一」という生き方の結果;互いの我慢がとれて、母と娘の人生が回復する)
- 第3章 虐待されて育った子は「善と悪が逆」になっている(虐待を受けて育った母が、子どもを追いつめる;虐待が止まらないのは心理システムが逆転しているから)
- 第4章 親とのつながりを持てなかった子の不思議な訴え(親とのつながりを持てないと世界は希薄化する;この世界での解決は、「親と出会う」前に戻ること)
- 第5章 心の発達段階の最後、「宇宙期」とは何か(生きている実感がある、ない、の違い;成人期の先、「宇宙期」を推測する;「この世界」から離れ「宇宙期」へと至る心のプロセス)
by "BOOK database"