江戸のみやび : 当世謳歌と古代憧憬
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江戸のみやび : 当世謳歌と古代憧憬
岩波書店, 2010.3
- タイトル別名
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江戸のみやび : 当世謳歌と古代憧憬
- タイトル読み
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エド ノ ミヤビ : トウセイ オウカ ト コダイ ショウケイ
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内容説明・目次
内容説明
近世後期の江戸において、人びとは同時代の文化的繁栄を謳歌する一方で、和歌や絵巻に描かれた古代世界を理想化し、「みやび」へのあこがれを深めていた。大名をはじめ、武家の奥方、文人、庶民に至るまで、伝統的な美の規範はどのように摂取され広がっていったのか。「みやび」への憧憬を切り口に、斬新な江戸のすがたを叙述する。
目次
- 第1部 「みやび」を担う人々(「みやびを」の誕生—真淵から千蔭へ;上野輪王寺宮の雅事—公遵親王と文人パトロネージ;松平定信の絵巻物フェティシズム—帝王学としての文化振興;打掛のシンボリズム—奥向きの女性たちのコスチューム;隅田川流域の雅事—向島百花園とパフォーマンス)
- 第2部 輻輳する「みやび」イメージ(『江戸名所図会』異聞—江戸のトポグラフィー;北斎絵入り狂歌春興帖『花の兄』の紹介と翻刻—狂歌連とプライベート出板;鍬形〓(けい)斎画「隅田川楳屋図」を読む—向島百花園再見;高尾太夫図と遊女花扇の賛—演出される「みやび」;渡海石版『絵本鴬宿梅』—絵手本の中の「みやび」)
- みやびの在処—結語に代えて
「BOOKデータベース」 より