福田恆存と三島由紀夫 : 1945-1970
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書誌事項
福田恆存と三島由紀夫 : 1945-1970
麗澤大学出版会 , 廣池学園事業部 (発売), 2010.4
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フクダ ツネアリ ト ミシマ ユキオ : 1945 1970
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注記
参考文献: 下p311-317
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784892055966
内容説明
「戦後」は未だ終わってはいない。日本が日本でなくなった時代に日本を背負った二人の文士。表現者、行動者としての福田と三島の光芒を、戦後精神史に追う、現在を撃つ大型評論。第10回正論新風賞受賞。
目次
- 1 (「現実肯定」の罠;「革命前夜」のまぼろし;「同時代」の意義)
- 2 (掌中の「孤独」;「遊戯」の苦しみ;「新劇」といふ幻想;前衛としての「キティ颱風」;彷徨する「三島歌舞伎」;「戦後」といふ名の火宅;救済の場としての「演劇」)
- 3 (「官」の処世智;「知的怠惰」への鉄槌;「アメリカ」のにほひ;「近代」撫でた男;「暗渠」の先にあるもの)
- 4 (保守合同・「自己主張」への転換点;「平和主義」といふ名の蟻垤;「回帰」への前奏曲;黄金の「五五年体制」;作家が「時世粧」をやめるとき;「虚無」からの生還)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784892055973
内容説明
「適応異常の時代」を、二人の文士はいかに生き、いかに考えたか。政治・社会史と精神史を融合し、福田と三島の軌跡と交錯を描き切った、空前絶後の傑作評論。第10回正論新風賞受賞。
目次
- 「生き方」としての国語
- 「領土拡張」への愛護と苦労
- 「保守主義」といふ甘い罠
- 「ニヒリスト」の正体
- 泰平の世の「憂国」
- 「悪魔」はゐなくなつたか?
- 「二元論」としての防衛論
- 高度成長の「天国と地獄」
- 「破滅」の予感
- 顔色を見て呟け「日中友好」
- その道険し「雲」の峰
- 「祝辞」といふ名の挑戦状
- 「思想」と「芸術」の間で
- 「適応異常」の戦後史
- 「日本」を孤立させるな
- 「昭和元禄」の呪ひ
- 「死の哲学」は再建されたか
- 言論の空しさ
「BOOKデータベース」 より