科学者としての宮沢賢治
著者
書誌事項
科学者としての宮沢賢治
(平凡社新書, 533)
平凡社, 2010.7
- タイトル読み
-
カガクシャ トシテノ ミヤザワ ケンジ
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内容説明・目次
内容説明
詩人、童話作家、科学者等々、多彩な顔をもつ宮沢賢治。しかしその世界観は一貫しており、幻想的で、四次元的な感覚によって成り立っていた。妹の死や、度重なる肺炎などの病、貧困による絶望感に加えて、故郷の南部北上山地の独特の民俗、歴史、地層などが渾然一体となり、特有の感性が培われていったのだ。現代の科学的知見を手掛かりに、賢治思想の核心に迫る。
目次
- 第1章 時空をこえて(幻想と幾何学;空間論と四次元感覚 ほか)
- 第2章 『銀河鉄道の夜』の世界(『銀河鉄道の夜』;銀河系と星空への招待 ほか)
- 第3章 東北砕石工場と『雨ニモマケズ手帳』(南部北上山地;東北砕石工場 ほか)
- 第4章 「まことのことば」と“小さないのち”(『春と修羅』;“原初のいのち”(エレメンタリー・ライフ) ほか)
- 第5章 デクノボー・ビー・アンビシャス(イーハトーブを小文字で書く;修羅科学者—核の時代に生きる ほか)
「BOOKデータベース」 より