救国、動員、秩序 : 変革期中国の政治と社会

書誌事項

救国、動員、秩序 : 変革期中国の政治と社会

高橋伸夫編著

(慶應義塾大学東アジア研究所・現代中国研究シリーズ)

慶應義塾大学出版会, 2010.9

タイトル別名

救国動員秩序 : 変革期中国の政治と社会

タイトル読み

キュウコク、ドウイン、チツジョ : ヘンカクキ チュウゴク ノ セイジ ト シャカイ

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内容説明・目次

内容説明

“民”から“国民”へ—統治の再編成をさぐる試み。それまで政治から排除されていた農民・労働者・女性たちは、“国民”から成る統合体としての“社会”を創り出すために、強力に規律化され、全面的に動員されていった。しかし、その過程は実は容易ではなかった…清朝末期から中華人民共和国成立までにおける、革命正史に描かれなかった中国社会の変動とその意味を問う。

目次

  • 総論—救国、動員、秩序
  • 宣講所と文化館のあいだ—近代天津における「社会教育」と中国革命
  • 党と国家の困難な関係—中国国民党の訓政建設
  • 軍隊建設にみる秩序再編と動員の関係—1920年代広東の事例を中心に
  • 近代広東の民衆組織と革命—匪賊的行動様式の観点から
  • 20世紀初頭の中国都市における「民衆運動」の再検討—武漢を事例に
  • 党、農村革命、両性関係
  • 革命の財政学—財政的側面からみた日中戦争期の共産党支配
  • 抗戦、建国と動員—重慶市動員委員会を事例として
  • 食糧徴発と階級闘争—国共内戦期東北解放区を事例として
  • 建国初期の政治変動と宗族—江西省寧岡県、1949−1952年
  • 江南基層社会からみた土地改革前史・序説—旧松江府の図正と帰戸併冊

「BOOKデータベース」 より

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