異端者たちの中世ヨーロッパ

書誌事項

異端者たちの中世ヨーロッパ

小田内隆著

(NHKブックス, 1165)

日本放送出版協会, 2010.9

タイトル別名

異端者たちの中世ヨーロッパ

タイトル読み

イタンシャ タチ ノ チュウセイ ヨーロッパ

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注記

関連年表: p8-9

参考文献: p319-329

内容説明・目次

内容説明

ヨーロッパ世界を禍々しく彩る正統と異端の物語。正統と異端の対立というドラマの外部、スポットライトから離れた歴史の薄暗がりに目を向け、中世ヨーロッパ社会の深層にある矛盾や葛藤に光を投げかける。古代末期のグノーシス主義から、中世のカタリ派、ワルド派、聖霊派とベガンをへて、中世末期のフスやジャンヌ・ダルクまで歴史の闇に葬られた異端者たちの声に耳を傾け、ヨーロッパ世界の成り立ちを問い直す渾身の力作。

目次

  • 序章 異端からのまなざし
  • 第1章 正統と異端の地平
  • 第2章 「身体」をめぐる抗争—カタリ派二元論
  • 第3章 「言葉」をめぐる抗争—ワルド派
  • 第4章 「富と権力」をめぐる抗争—フランチェスコ会聖霊派とベガン
  • 第5章 キリストのための戦い
  • 終章 権力の歴史へ

「BOOKデータベース」 より

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