創られた「日本の心」神話 : 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史

Bibliographic Information

創られた「日本の心」神話 : 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史

輪島裕介著

(光文社新書, 487)

光文社, 2010.10

Other Title

創られた日本の心神話 : 演歌をめぐる戦後大衆音楽史

Title Transcription

ツクラレタ ニホン ノ ココロ シンワ : エンカ オ メグル センゴ タイシュウ オンガクシ

Available at  / 192 libraries

Note

参考文献: p353-358

Description and Table of Contents

Description

「演歌は日本の心」と聞いて、疑問に思う人は少ないだろう。落語や歌舞伎同様、近代化以前から受け継がれてきたものと認識されているかもしれない。ところが、それがたかだか四〇年程度の歴史しかない、ごく新しいものだとしたら?本書では、明治の自由民権運動の中で現われ、昭和初期に衰退した「演歌」—当時は「歌による演説」を意味していた—が、一九六〇年代後半に別な文脈で復興し、やがて「真正な日本の文化」とみなされるようになった過程と意味を、膨大な資料と具体例によって論じる。いったい誰が、どういう目的で、「演歌」を創ったのか。

Table of Contents

  • はじめに—美空ひばりは「演歌」歌手なのか?
  • 第1部 レコード歌謡の歴史と明治・大正期の「演歌」(近代日本大衆音楽史を三つに分ける;明治・大正期の「演歌」 ほか)
  • 第2部 「演歌」には、様々な要素が流れ込んでいる(「演歌」イコール「日本調」ではない;昭和三〇年代の「流し」と「艶歌」 ほか)
  • 第3部 「演歌」の誕生(対抗文化としてのレコード歌謡;五木寛之による「艶歌」の観念化 ほか)
  • 第4部 「演歌」から「昭和歌謡」へ(一九七〇年代以降の「演歌」;「演歌」から「昭和歌謡」へ ほか)

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BB03575826
  • ISBN
    • 9784334035907
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    358p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top