防災学原論
著者
書誌事項
防災学原論
築地書館, 2010.12
- タイトル別名
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At risk : natural hazards, people's vulnerability and disasters
- タイトル読み
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ボウサイガク ゲンロン
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注記
原タイトル: At risk : natural hazards, people's vulnerability and disasters
監訳: 岡田憲夫
原著第2版の翻訳
参考文献: p289-344
内容説明・目次
内容説明
『自然災害』という言葉は、一般に、地震・台風・洪水といった『自然現象』そのものと同じ意味で用いられている。しかし、自然現象である加害力のマグニチュードがどれだけ大きくても、人間社会側の対抗能力が大きければ、決して災害にはならない。人々を死に追いやってしまう仕組みとは何か。何が人間の社会を『脆弱』にしているのか。防災は、単なる一特殊分野の専門家にゆだねられる事業ではない。社会全体に関連する根源的な問題を含む事業である。『脆弱性の根源的な原因』『危険な環境』『資源や機会の得やすさ』と『生業』という二つの概念から得られた分析成果を用いた、より安全な社会を作るための指針を示す。
目次
- 第1部 全体の枠組みならびに基本となる考え方(防災・減災のための事業と我々のアプローチ;加害力を災害にする圧力ならびに減圧策の一般モデル;資源へのアクセスと逆境の克服)
- 第2部 加害力に対する脆弱性と加害力のタイプ(飢饉と自然災害;バイオハザード(生物起源の加害力);洪水;高浪による海岸地域の災害;地震と火山活動による災害)
- 第3部 安全で安心な環境を作る(安全・安心な環境)
「BOOKデータベース」 より