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迷宮としての世界 : マニエリスム美術

グスタフ・ルネ・ホッケ著 ; 種村季弘, 矢川澄子訳

(岩波文庫, 青(33)-575-1, 青(33)-575-2)

岩波書店, 2010.12-2011.1

タイトル別名

Die Welt als Labyrinth : Manier und Manie in der europäischen Kunst

迷宮としての世界 : マニエリスム美術

迷宮としての世界 : マニエリスム美術

タイトル読み

メイキュウ トシテノ セカイ : マニエリスム ビジュツ

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注記

種村季弘・矢川澄子訳『迷宮としての世界--マニエスリム美術』 (美術出版社, 1966年2月刊行) を文庫化したもの

文献解題: 下巻p265-280

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784003357514

内容説明

ルネッサンスは自然の理想化的表現に至ったが、ミケランジェロにはすでに調和的な古典主義と異なる表現が現われていた。主観にもとづく精神の創造力に価値をおくマニエリスムは世界を迷宮としても表現し、二十世紀復権する。膨大な例証による詳説。

目次

  • 序—ヨーロッパ芸術におけるマニエリスム
  • 最初の衝撃
  • 優美と秘密
  • 蛇状曲線的‐痙攣的
  • “イデア”と魔術的自然
  • 綺想異風派
  • 没落のヴィジョン
  • 美と恐怖
  • 不安と好奇
  • 天使城
  • 人口の眼としての時計
  • 人工の自然
  • 奇妙な神話
  • 迷宮(ラビリンス)としての世界
  • 抽象的隠喩法
  • キュービズムの先達と後裔
  • イメージ機械
  • 古今の構成主義
  • 円と楕円
巻冊次

下 ISBN 9784003357521

内容説明

古典主義もマニエリスムも神を明るみにだそうとする。マニエリスムは神を、力、働き、意志として描き、寓意、象徴、抽象図形等が現われる。古典主義は神を本質において描き、マニエリスムは実存において描く。マニエリスムの諸相を詳述。

目次

  • 4(ルドルフ二世時代のプラーハ;アルチンボルドとアルチンボルド派;擬人化された風景と二重の顔;夢の世界 ほか)
  • 5(汎性愛主義;倒錯と歪曲;一角獣、レダ、ナルシス;ヘルマフロディトゥス ほか)

「BOOKデータベース」 より

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