万葉仮名でよむ『万葉集』
著者
書誌事項
万葉仮名でよむ『万葉集』
岩波書店, 2011.1
- タイトル別名
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万葉仮名でよむ万葉集
- タイトル読み
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マンヨウガナ デ ヨム マンヨウシュウ
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内容説明・目次
内容説明
万葉名歌の知られざる姿—万葉仮名とは独自の表記体系であり、変容のダイナミックスをうちに宿した、「異形の漢字」である。漢字歌の姿に戻ってよみ直すとき、気づかれなかった意味とイメージの奥行きが如実に現れる。万葉仮名の書記法から女手=平仮名の成立へ。その過程に、新しい表現への欲望に突き動かされた、創造的な工夫と試行を掘り起こす。それはまさに、日本語の個性が誕生する出来事にほかならなかった。書字の現場から、新たな意味と文体と韻律の生成を追跡する、日本語創世記。
目次
- 第1章 万葉仮名とは何か(漢字歌としての『万葉集』;古今和歌は平仮名歌 ほか)
- 第2章 異形の漢字=万葉仮名が語る意味(弧島の国歌;三筆と万葉仮名 ほか)
- 第3章 文化の曲り角—表語文字から表音文字へ(表語文字から表音文字へ;擬音・擬態・擬情語 ほか)
- 第4章 女手・平仮名の成立によって何が変わったのか(三蹟と書と近代;鶴と鴨 ほか)
- 終章 万葉歌の二重性—万葉から古今へ
「BOOKデータベース」 より