太宰治の作り方
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書誌事項
太宰治の作り方
(角川選書, 486)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2011.3
- タイトル読み
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ダザイ オサム ノ ツクリカタ
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注記
主な参考文献: p204-205
内容説明・目次
内容説明
意表をつく決め台詞、軽妙な情景描写、愛らしい女性告白体…。太宰文学は、磨きあげられた技法をもって含羞と傷を描き、私小説とも評される。しかし生きにくさに悩みぬいた作家が繰り返し描きだしたのは、人間ゆえの懊悩の深さを探りだす、巧みな、そして命をかけた小説的造型の、“生きるのが下手な私”だった—。生誕百年を超えてなお愛されつづけるその人と作品の核心に、数々の評伝を生みだした津軽生まれの著者が迫る。
目次
- 第1章 「私」とは誰?(三十代で死んだ先輩作家たち;「N君」の町にある文学碑 ほか)
- 第2章 「女は、死んだ」(下宿の二階で最初の自殺未遂;「もう書くことがないから死んだ」 ほか)
- 第3章 「私」の小説(本州の袋小路を訪ねる;酒を飲みたくて回り道 ほか)
- 第4章 太宰流小説術(「私」が主人公の嘘;一人称告白体を磨く ほか)
- 第5章 津軽から(タケとの“再会”の真実;「愛」と「賞賛」を受ける器 ほか)
「BOOKデータベース」 より