戦前日本の「グローバリズム」 : 一九三〇年代の教訓

書誌事項

戦前日本の「グローバリズム」 : 一九三〇年代の教訓

井上寿一著

(新潮選書)

新潮社, 2011.5

タイトル別名

戦前日本のグローバリズム : 1930年代の教訓

タイトル読み

センゼン ニホン ノ 「グローバリズム」 : センキュウヒャクサンジュウネンダイ ノ キョウクン

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注記

参考文献リスト: p245-250

内容説明・目次

内容説明

満州と関東軍、軍部の政治介入、ブロック経済による孤立化、日中戦争…多くの歴史教科書が「戦争とファシズム」の時代と括る1930年代。だが、位相を少しずらして見てみると、全く違った国家と外交の姿が見えてくる。国際協調に腐心した為政者たち、通商の自由を掲げた経済外交、民族を超えた地域主義を模索する知識人—実は、日本人にとって世界が最も広がった時代だった。

目次

  • 1章 満州—見捨てられた荒野(本土の無関心;現地居留民と関東軍の危機;満州事変—「満洲」の再発見)
  • 2章 国際連盟脱退とその後(欧州を知る)(欧州の現実を目の当たりに;極東における危機と欧州にとっての危機;欧州諸国との新しい外交関係の模索)
  • 3章 国内体制の模範を求めて(「挙国一致内閣」の国際的な連動;国家主義のなかの欧米;民主主義の再定義)
  • 4章 外交地平の拡大(地球の反対側にまで展開する経済外交;経済摩擦と国際認識;地域研究の始まり)
  • 5章 戦争と国際認識の変容(日中戦争と「東亜」の創出;ファシズム国家との対立;「南洋」との出会い)

「BOOKデータベース」 より

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