「文学」の誕生とその終焉

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「文学」の誕生とその終焉

新谷淳一著

岩波書店, 2011.5

Other Title

文学の誕生とその終焉

Title Transcription

「ブンガク」 ノ タンジョウ ト ソノ シュウエン

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Note

文献: 巻末p1-22

Description and Table of Contents

Description

「終焉」に達した“文学”の歴史性を、かつてない視点から解明し、“文学”という固有の様態を描き出して未来へと開く力作評論。十八世紀と十九世紀の変わり目に、新たな生を得た“文学”という名辞には、生から死への歩みがプログラムされていた。それを規定した諸条件を、詩の“充溢”や建築の“モニュメント性”との関係のうちに探り、社会の“肉”やアルケーとしての“幾何学”から逃走する文学の、非実体的な領分を画定する。ジャック・ランシエールの批評を基点に、表象論・テクスト論・メディア論と対話しつつ、文学の内と外の、絶対性と歴史性の境=間を精密に記述する批評の文体。作者という物語にもテクストの科学にも還元されない運動として、たえまなく往還する“擬”の“シリアスさ”を演じた文学、その「死」を自らの文体に担おうとする、新しい批評の冒険。

Table of Contents

  • 序章 “脳”は何を説明するのか?
  • 第1章 社会の肉と言葉の過剰
  • 第2章 語る建築から拡散する紙へ
  • 第3章 科学とテクスト
  • 第4章 連続と断絶、あるいはカッコの内と外
  • 第5章 古典主義と未開人
  • 第6章 文学の生と死
  • 第7章 文化と植民地

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Details

  • NCID
    BB05848599
  • ISBN
    • 9784000246637
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    xi, 292, 22p
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
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