下級武士の米日記 : 桑名・柏崎の仕事と暮らし
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書誌事項
下級武士の米日記 : 桑名・柏崎の仕事と暮らし
(平凡社新書, 591)
平凡社, 2011.6
- タイトル別名
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下級武士の米日記 : 桑名柏崎の仕事と暮らし
- タイトル読み
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カキュウ ブシ ノ コメニッキ : クワナ カシワザキ ノ シゴト ト クラシ
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内容説明・目次
内容説明
桑名と柏崎に、離れて暮らした武士の親子があった。父は桑名で米蔵の出庫係、息子は柏崎で年貢の取り立て係として、それぞれ米に関わる仕事に就いていた。この二人が、十年にわたり、子供の成長、旅、暮らし、そして仕事の詳細を記し、交換し続けたのが、幕末の第一級史料、『桑名日記』『柏崎日記』である。膨大な量の史料の読み解きから、下級武士の仕事と生活が見えてくる。
目次
- 柏崎日記と桑名日記
- 赤ん坊連れの百里旅—桑名から柏崎へ
- 金庫番から村回りへ—勝之助の業務 柏崎
- 股引き半纏で、検地と検見—地方の業務 柏崎
- 給与米は品切れ—平大夫の業務と家庭生活 桑名
- 豆腐一丁も「つけ」—収入と支出 柏崎
- 米を売る侍—平大夫と周辺の経済生活 桑名
- まことにいやな勤めなり—公事方業務と勝之助 柏崎
- 消えた皮算用—天保の改革の余波
- 水野忠邦、失脚の日—勝之助の江戸出張 柏崎
- お見舞米、運送準備の旅—柏崎〜松代往復
- 離婚多発の柏崎—近隣・同僚、町と村の人々
- 十歳で「四書」素読完了—桑名と柏崎の教育
- 宴会やつれ—柏崎と桑名の相互儀礼
- 柏崎と桑名の季節と行楽
- さまざまな病い—種痘以前のこと
- すじかい侍—武士の非行と処分 桑名
- 三角便と直接便—情報の伝達
- 候文と会話体と—文体・語法・用語
- 戊辰戦争をかいくぐった日記
「BOOKデータベース」 より