隣
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隣
(百年文庫, 79)
ポプラ社, 2011.6
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トナリ
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Contents of Works
- 駄菓子屋 / 小林多喜二著
- 判任官の子 / 十和田操著
- 三月の第四日曜 / 宮本百合子著
Description and Table of Contents
Description
昔は繁盛した町の菓子屋。すっかり没落し、売り物の饅頭を作る粉も無くなった。切迫した家計に絶望する「お婆さん」の苦悩は報われるのか(小林多喜二『駄菓子屋』)。髭ばかり立派だが安月給で洋服も買ってくれない父親。医者の子、軍人の子、様々な境遇の級友の間で肩身が狭い「私」(十和田操『判任官の子』)。工場勤めのサイは、集団就職で上京する弟の勇吉が心配でならず、上野駅へ向かう(宮本百合子『三月の第四日曜』)。誰もが皆、労働に明日を託して必死に生き抜いた時代の三篇。
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