葬儀と日本人 : 位牌の比較宗教史

書誌事項

葬儀と日本人 : 位牌の比較宗教史

菊地章太著

(ちくま新書, 916)

筑摩書房, 2011.8

タイトル読み

ソウギ ト ニホンジン : イハイ ノ ヒカク シュウキョウシ

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注記

参考文献: p221-228

内容説明・目次

内容説明

無宗教といわれることの多い日本人。だが、葬儀を行ない、時をさだめて墓参し、礼をつくして先祖を祀るのは、私たちの多くが霊魂の存在を漠然とでも感じているからだろう。葬儀のかたちは古代中国の先祖祭祀に由来する。紀元前二世紀、葬式の原型が儒教によってつくられた。以来二千数百年、儒教・道教・仏教が複雑に絡まりあい、各宗教が「先祖を祀る」という感情に回収されていく。本書では、葬儀と位牌の歴史をたどることによって、民族の死生観を考えてゆく。

目次

  • 第1章 忘却のかなたへ—位牌の起源を求めて
  • 第2章 儒教の葬儀から—位牌の先がけか
  • 第3章 道教の葬儀から—位牌をささえる心情
  • 第4章 仏教の葬儀から—位牌の成立まで
  • 第5章 近世日本の葬儀へ—位牌の伝来と普及
  • 第6章 魂のやすらぐところ—位牌という装置

「BOOKデータベース」 より

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