「思春期を考える」ことについて

Bibliographic Information

「思春期を考える」ことについて

中井久夫著

(ちくま学芸文庫, [ナ16-5] . 中井久夫コレクション||ナカイ ヒサオ コレクション)

筑摩書房, 2011.9

Other Title

思春期を考えることについて

Title Transcription

「シシュンキ オ カンガエル」コト ニツイテ

Available at  / 178 libraries

Note

叢書番号はブックジャケットによる

1985年3月、岩崎学術出版社から刊行された『中井久夫著作集』の第3巻「社会・文化」を中心として、新しく編み直したもの

文献あり

Description and Table of Contents

Description

人生にとって始まりは重要であり、その後の行路に無視できない影響を及ぼす。精神科医として、患者の治療を通して時代を眺めてきた著者は「高度成長は終わったが、そのバランスシートはまだ書かれていない。しかし、その中に損失として自然破壊とともに、青春期あるいは児童期の破壊を記してほしいものである。われわれは大量の緑とともに大量の青春を失ったといえなくもない」と指摘している。思春期の難しさを丁寧に描き出した作品を中心に、豊かな視野と透徹した洞察を物語る「サラリーマン労働」「病跡学と時代精神」「サリヴァンの統合失調症論」などを収める。

Table of Contents

  • 1(思春期における精神病および類似状態;思春期患者とその治療者 ほか)
  • 2(サラリーマン労働;「熟年」ということばについてのひとりごと ほか)
  • 3(病跡学と時代精神—江戸時代を例として;病跡学の可能性 ほか)
  • 4(サリヴァン Harry Stack Sullivan(一八九二‐一九四九年);サリヴァンの統合失調症論 ほか)

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Details

  • NCID
    BB06738359
  • ISBN
    • 9784480093639
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    363p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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