人権を創造する
著者
書誌事項
人権を創造する
岩波書店, 2011.10
- タイトル別名
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Inventing human rights : a history
人権を創造する
- タイトル読み
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ジンケン オ ソウゾウ スル
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注記
原著は2007年W.W.Norton社刊
内容説明・目次
内容説明
1776年のアメリカ独立宣言と、1789年のフランス人権宣言—人間は生まれながらにして等しく権利を有するという思想が、18世紀に生まれたのはなぜだったのか。『新エロイーズ』『パミラ』『クラリッサ』をはじめとする書簡体小説の流行。カラス事件にたいするヴォルテールらの反応と、ベッカリーア『犯罪と刑罰』の受容。「自然権」をめぐるルソー、ビュルラマキ、ベンサム、バーク、ペイン、ウルストンクラフトらの応酬。そしてアダム・スミスの『道徳感情論』…。膨大なテクスト読解から浮かび上がるのは、当時の人びとの心と身体に起きていた、巨大な変化であった。政治文化やジェンダーの視点からフランス革命研究を刷新してきた歴史家が、西洋近代における人権思想の社会文化史を描く。
目次
- 序章—「われわれはこれらの真理を自明なものと考える」
- 第1章 「感情の噴出」—小説を読むことと平等を想像すること
- 第2章 「彼らは同族なのだ」—拷問を廃止する
- 第3章 「彼らは偉大な手本をしめした」—権利を宣言する
- 第4章 「それはきりがありません」—人権宣言の結果
- 第5章 「人間性という柔らかい力」—なぜ人権は失敗したが、長い目で見れば成功したのか
- 付録 三つの宣言—一七七六年、一七八九年、一九四八年
「BOOKデータベース」 より