日本映画論 : 1933-2007 : テクストとコンテクスト
著者
書誌事項
日本映画論 : 1933-2007 : テクストとコンテクスト
岩波書店, 2011.10
- タイトル別名
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日本映画論 : 1933-2007
日本映画論1933-2007 : テクストとコンテクスト
- タイトル読み
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ニホン エイガロン : 1933-2007 : テクスト ト コンテクスト
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注記
索引: 巻末p1-11
内容説明・目次
内容説明
イデオロギーの呪縛を免れえない映画作品と芸術的革新によって呪縛からの離脱をはかろうとする映画作家。旧来の映画史が見なかったテクストの複数の連鎖を描き出し、芸術とイデオロギーが織りなす複雑なコンテクストを浮かび上がらせる。
目次
- アヴァンギャルド映画と古典的ハリウッド映画の融合—内田吐夢『警察官』(一九三三年)
- 白人コンプレックスを内在化する日本映画—村田実『霧笛』(一九三四年)
- 映画はミディアム・クールである—五所平之助『人生のお荷物』(一九三五年)
- さんざめく光のなかで—清水宏『有りがたうさん』(一九三六年)
- それでも世界はつづいてゆく—山中貞雄『人情紙風船』(一九三七年)
- 戦線における人間的真実—田坂具隆『五人の斥候兵』(一九三八年)
- 視線の集中砲火—溝口健二『残菊物語』(一九三九年)
- 救癩という名のイデオロギー装置—豊田四郎『小島の春』(一九四〇年)
- 未練がましいクロースアップ—山本嘉次郎『馬』(一九四一年)
- 検閲と削除—伊藤大輔『鞍馬天狗(横濱に現る)』(一九四二年)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より