アマテラスと天皇 : 「政治シンボル」の近代史

書誌事項

アマテラスと天皇 : 「政治シンボル」の近代史

千葉慶著

(歴史文化ライブラリー, 334)

吉川弘文館, 2011.12

タイトル別名

アマテラスと天皇 : 政治シンボルの近代史

タイトル読み

アマテラス ト テンノウ : 「セイジ シンボル」 ノ キンダイシ

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注記

参考文献: p227-238

内容説明・目次

内容説明

明治政府は、統治を正当化するためにアマテラスを政治シンボルとした。その経緯や後の変貌と暴走、戦後の解体を分析。近代天皇制の政治神話を解明し、現代の「象徴」天皇制を「安全・無害」と考える日本人に警鐘を鳴らす。

目次

  • 天皇制における「シンボル」とは何か?—プロローグ
  • 統治/革命の正当化—政治シンボルのアンビヴァレントな性質(政治シンボルの創出—明治維新とアマテラス;統治の正当化—政治シンボルとしてのアマテラスの創出と展開;革命の正当化—政治シンボルとしてのアマテラスの流用;維新政府による政治シンボルの再編—アマテラスの流用と一元化)
  • 宗教と非宗教の狭間に—政治シンボルの馴致(神道国教化政策の展開—政治シンボルのリスク;アマテラスから神武天皇へ—政治シンボルの世俗化;国教化と世俗化の微妙なバランス—政治シンボルの馴致)
  • せめぎあう解釈—政治シンボルの暴走へ(帝国憲法体制の亀裂—政治シンボルのリスク、再び;「シズム」の時代のアマテラス—官制国体論と民間国体論の相克;異端と正当の逆転—政治シンボルの暴走へ)
  • 「象徴」天皇制再考—エピローグ

「BOOKデータベース」 より

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