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藤原行成「権記」 : 全現代語訳

藤原行成 [著] ; 倉本一宏 [訳]

(講談社学術文庫, [2084]-[2086])

講談社, 2011.12-2012.2

タイトル別名

藤原行成権記 : 全現代語訳

権記

タイトル読み

フジワラノ ユキナリ ゴンキ : ゼンゲンダイゴヤク

大学図書館所蔵 件 / 207

注記

年譜: 上:p498-503. 中:p470-475. 下:p472-477.

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784062920841

内容説明

『権記』は、平安中期、九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人と称される藤原行成の日記である。青年期は不遇であったが、長徳元年(九九五)、蔵人頭に抜擢されて以降は、一条天皇や東三条院、藤原道長の信任を得、側近の能吏として順調に累進してゆく。日々の宮廷の政治・儀式・秘事が細かく記され、貴族の多忙な日常が見える第一級史料、初の現代語訳。

目次

  • 正暦二年(九九一)
  • 正暦三年(九九二)
  • 正暦四年(九九三)
  • 正暦五年(九九四)
  • 長徳元年(九九五)
  • 長徳二年(九九六)
  • 長徳三年(九九七)
  • 長徳四年(九九八)
  • 長保元年(九九九)
  • 長保二年(一〇〇〇)
巻冊次

中 ISBN 9784062920858

内容説明

平安中期の能吏藤原行成の日記。本巻は、長保二年(一〇〇〇)行成二十九歳から寛弘三年(一〇〇六)三十五歳までを収録。一条天皇の皇后定子に続き、東三条院が一年の間をおいて相次いで崩御、さらに妻子も失うという不幸と、自身なかなか公卿の地位に昇れない焦燥感を抱えながらも公務に精励する行成。儀式次第・宮廷作法から夢想まで詳細に記す。
巻冊次

下 ISBN 9784062920865

内容説明

寛弘八年一条天皇の譲位と崩御、三条天皇の即位式という激動の中、儀式書をまとめる意図もこめて子細を記述する行成。官人社会における栄達を志向しつつ記される日記からは、王権をめぐる宮廷人の政治的思惑・秘事が読み取れる。藤原道長の傍に生き、同日に薨じた権大納言の膨大な記録は、平安の社会史・生活史・宗教史にもからむ重要な史料である。寛弘三年(1006)〜万寿三年(1026)の記録。

「BOOKデータベース」 より

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