被ばくと補償 : 広島、長崎、そして福島

書誌事項

被ばくと補償 : 広島、長崎、そして福島

直野章子著

(平凡社新書, 620)

平凡社, 2011.12

タイトル別名

被ばくと補償 : 広島長崎そして福島

タイトル読み

ヒバク ト ホショウ : ヒロシマ ナガサキ ソシテ フクシマ

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注記

用語解説: p260

関連年表: p261-266

主要参考文献: p267-271

内容説明・目次

内容説明

3・11の東京電力福島第一原発事故発生以来、長期にわたる影響が懸念される放射線被害の実態。受忍を強いられてきた被爆者の歴史を繰り返さないために、その現実を原発被害者が直面する状況へと接続し、原子力を受け入れてきた国家による補償の在り方を考える。奪われた福島の未来を取り戻すために、いま被爆者たちの遺産を受け継ぐ。

目次

  • 第1章 原発事故被害に対する補償制度—「中間指針」を読み解く(原発事故の被害;原子力損害の範囲;賠償の中間指針;指針の特徴と残された課題;健康調査と健康管理)
  • 第2章 被爆者に対する援護—「原爆被害」の境界(現行の被爆者援護制度—法が定める「被爆者」と「原爆被害」;「被爆者」の誕生—原爆医療法制定まで;医療法改正と特別措置法制定;被害の発掘と責任の追及—被曝者運動の軌跡)
  • 第3章 「放射線起因性」めぐる政治(「三号被爆者」裁判;「黒い雨」指定地域;「被曝体験者」とPTSD;原爆症認定と裁判;ABCC/放影研と被曝者調査)
  • 第4章 被ばくと「受忍」—犠牲を強いられないために(放射線防護と受忍の思想;被爆者に対する受忍論;戦争被害受忍論の系譜;原発事故における「受忍」;戦後補償と原発事故被害の補償)
  • おわりに—被爆者の苦しみを繰り返さないために

「BOOKデータベース」 より

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