ウェイクフィールドの牧師 : むだばなし
著者
書誌事項
ウェイクフィールドの牧師 : むだばなし
(岩波文庫, 赤(32)-213-1)
岩波書店, 2012.1
- タイトル別名
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The vicar of Wakefield : a tale
- タイトル読み
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ウェイクフィールド ノ ボクシ : ムダバナシ
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注記
翻訳の底本: 「ペンギン・クラシックス」(1986刊)
内容説明・目次
内容説明
英国の片田舎にすむ牧師一家の物語。誠実善良そのものの田舎牧師が、破産にはじまり、娘が誘拐されたり、火事に遭ったりと、絶えず災難に見舞われるが、屈することなく、大らかに生きてゆく。英国文化の微妙な滋味を教えてくれる愛すべき古典。一七六六年刊。
目次
- 考え方も容姿も血縁としてそっくりな、ウェイクフィールドの一家のこと。
- 一家の災難。財産を失うと、かえって有徳の人としての誇りが高まるということ。
- 移転。人生の幸福は、けっきょく、ほとんど自分の力で手に入れるのである。
- どん底の生活でも幸福は得られるもので、それは境遇よりも気質によるという実例。
- あらたに身分の高い人を紹介される。われわれがいちばん期待するものは、たいていいちばんの命取りになる。
- 田舎の炉辺の幸福。
- 都の才子が語る。どんなまぬけでも、一晩か二晩なら他人をおもしろがらせることができるものだ。
- 小さな幸運は約束しないが、大きな幸運をもたらすかもしれない恋愛。
- 身分の高い二人の婦人が登場する。服装が高級だと教養も高そうに見えるようだ。
- 一家が、自分たちより地位の高い人々と競争しようとする。貧しい者が自分たちを境遇以上に見せかけようとするときの、さまざまなみじめさ。〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より