百代の過客
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書誌事項
百代の過客
(ドナルド・キーン著作集 / ドナルド・キーン著, 第2-3巻)
新潮社, 2012
- [正]
- 続
- タイトル別名
-
百代 (はくたい) の過客 (くゎかく)
百代の過客 : 日記に見る日本人
百代の過客
- タイトル読み
-
ハクタイ ノ カカク
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注記
参考書目録: [正]: p425-429, 続: p552-555
内容説明・目次
- 巻冊次
-
[正] ISBN 9784106471025
内容説明
芭蕉による旅日記の最高傑作『おくのほそ道』を始め、紫式部、和泉式部ら宮廷の女性による優雅にして味わい深い日記、そして、時の権力者の姿や戦乱の実録、さらには僧侶や歌人・俳人がつづる漂泊の記…。この国で連綿とつづく日記文学の歴史を楽しみながらたどっていく。
目次
- 序 日本人の日記(文学的な位置;事実と嘘 ほか)
- 1 平安時代(入唐求法巡礼行記;土佐日記 ほか)
- 2 鎌倉時代(建礼門院右京大夫集;たまきはる ほか)
- 3 室町時代(失われた女性日記の伝統;大神宮参詣記 ほか)
- 4 徳川時代(回想録に近い作品の出現;戴恩記 ほか)
- 巻冊次
-
続 ISBN 9784106471032
内容説明
近代国家へと歩み始めたこの時代に、日本人は何を考え、何を見ていたのか。鴎外、漱石、荷風ら作家に、政府派遣団員、密航者、女性、そして国内で活躍した人々の興味尽きない日記30余篇を読みこむ。徳川幕府や明治政府の派遣団員の日記は詳細を極め、蝦夷や沖縄の探訪記は現地の状況をまざまざと伝える。見事な好対照を成す鴎外と漱石の留学記に、それ自体が最高の文学となった啄木のローマ字日記…。キーン氏の眼力が日本人の文章に込められた本質を発掘していく。
目次
- 序 近代日本人の日記
- 1 初期米欧派遣団員の記録
- 2 中国へ、北へ、南へ
- 3 のちの文豪たちと密航者
- 4 政治家も日記を付けた
- 5 女性の見た日本と世界
- 6 明治日記文学の傑作
- 7 二十世紀に入って
- 終わりに 近代の旅人たちの西欧との出会い
「BOOKデータベース」 より