医療におけるナラティブとエビデンス : 対立から調和へ
著者
書誌事項
医療におけるナラティブとエビデンス : 対立から調和へ
遠見書房, 2012.3
- タイトル別名
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Reconciliation between narrative and evidence in medicine beyond the dichotomy
- タイトル読み
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イリョウ ニオケル ナラティブ ト エビデンス : タイリツ カラ チョウワ エ
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注記
1章から9章、11章は、『理学療法』(メディカル・プレス社 2006年11月~2007年9月)にわたって連載した「講座:EBMとNBMの実践」を大幅に加筆修正したもの
文献: p169-178
索引: p179-181
内容説明・目次
内容説明
ナラティブ・ベイスト・メディスンとエビデンス・ベイスト・メディスンは、臨床においての「両輪」とも言われるが、実際にどう両立させるべきなのだろうか。本書は、この2つの詳しい解説をしつつ、両者を統合した次世代の臨床能力を具体的に提案するものである。目の前の患者の語りを聞くナラティブ・スキルと、医学本来の実践知であるエビデンス・スキルの双方が矛盾することなく存分に発揮されることが、医療者の最良の姿。この2つのスキルに焦点をあて、科学万能論でも精神論でもない新しい医療の姿を示したこの本は、対人援助サービスや臨床にかかわる、すべての治療者・支援者の座右の書になる1冊である。
目次
- 第1部 エビデンス(EBMはどのように誤解されてきたか;EBMをめぐる物語;EBM的思考様式と批判的吟味—EBMのステップ(1)〜(3);臨床判断の共同構成—EBMのステップ(4)〜(5))
- 第2部 ナラティブ(NBMとは何か;物語面接法—NBMの技法(1);質問技法を中心に—NBMの技法(2);物語のすり合わせ—NBMの技法(3))
- 第3部 ナラティブとエビデンス—対立から調和へ(EBMとNBMの統合的理解—実践と研究;臨床心理学におけるEBP概念の変遷—医療関連領域におけるエビデンスとナラティブの展開(1);脳卒中への理学療法を例にとって—医療関連領域におけるエビデンスとナラティブの展開(2))
「BOOKデータベース」 より