コロポックルとはだれか : 中世の千島列島とアイヌ伝説

書誌事項

コロポックルとはだれか : 中世の千島列島とアイヌ伝説

瀬川拓郎著

(新典社新書, 58)

新典社, 2012.5

タイトル別名

コロポックルとはだれか : 中世の千島列島とアイヌ伝説

タイトル読み

コロポックル トワ ダレカ : チュウセイ ノ チシマ レットウ ト アイヌ デンセツ

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内容説明・目次

内容説明

ただのおとぎ話と思われがちな、フキの下に住む小人「コロポックル」の伝説。しかし、日本の中世説話やアイヌのカムイ・ユーカラなど様々な史料をもとにコロポックルの原像をたどっていくと、そのモデルともいうべき北千島アイヌの成り立ちと、かれらの変わった習俗が浮かび上がってくる。小人伝説の謎解きをしながら、知られざるアイヌの歴史、また中世千島の実像にも光をあてる、新しいコロポックル論。

目次

  • 1 アイヌの小人伝説を読む
  • 2 伝説の変容を考える(小人名称の変化;イレズミ伝承の成立;ユーカラとの融合)
  • 3 伝説の起源を考える(古相の伝説の特徴;小人島とオオワシ;土鍋と竪穴住居;欠落するアイヌとのコミュニケーション;小人伝説を知らないアイヌ)
  • 4 アイヌの千島進出(近世前の千島列島;「中世的千島」と「近世的千島」)
  • 5 小人とはだれか(北千島アイヌの交易と交流;小人伝説の成立とその後)

「BOOKデータベース」 より

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