ウィリアム・モリスのマルクス主義 : アーツ&クラフツ運動を支えた思想

書誌事項

ウィリアム・モリスのマルクス主義 : アーツ&クラフツ運動を支えた思想

大内秀明著

(平凡社新書, 645)

平凡社, 2012.6

タイトル別名

ウィリアムモリスのマルクス主義 : アーツ&クラフツ運動を支えた思想

タイトル読み

ウィリアム・モリス ノ マルクス シュギ : アーツ&クラフツ ウンドウ オ ササエタ シソウ

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注記

参考文献: p234-235

内容説明・目次

内容説明

工芸デザイナーとして著名なウィリアム・モリスは、マルクス主義者を自認する社会運動家でもあった。『資本論』の精緻な読みに支えられたその思想は、エンゲルスやレーニンを超えて、現代社会の変革への可能性を秘めている。マルクスの正統な後継者、モリスが到達した思想—。“コミュニティ社会主義”の全貌を明らかにする。

目次

  • 序章 いま、なぜウィリアム・モリスなのか
  • 第1章 モリスとアーツ&クラフツ運動(世界で一番美しい村、イギリスのコッツウォルズ—モリスの自然と思想;ヴィクトリア&アルバート博物館のグリーン・ダイニングルーム—モリスの芸術思想;「芸術は労働における人間の喜びの表現である」)
  • 第2章 モリスとマルクス、エンゲルス(モリスが熟読した『資本論』—モリスとマルクスの接点を探る;マルクス、エンゲルスとレーニン主義—パリ・コンミュンとプロレタリア独裁;モルガン『古代社会』とマルクスのザスーリチへの手紙;藻リスの『資本論』解説)
  • 第3章 モリスの社会主義論—共同体主義への道(『ユートピアだより:いこいの一時代—ユートピアン・ロマンスの章』;“News from Nowhere”の意味するもの;モリスの“共同体社会主義”)
  • 第4章 現代に甦るモリスの“共同体社会主義”—東日本大震災と近代文明の大転換(近代文明批判の先駆者、モリスと宮沢賢治;瓦礫の山と職人の復権;無縁社会を克服する“共同体社会主義”)

「BOOKデータベース」 より

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