国宝神護寺三像とは何か
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書誌事項
国宝神護寺三像とは何か
(角川選書, 509)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2012.6
- タイトル別名
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国宝神護寺三像とは何か
- タイトル読み
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コクホウ ジンゴジ サンゾウ トワ ナニカ
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注記
主要参考文献: p340-361
内容説明・目次
内容説明
伝源頼朝・伝平重盛・伝藤原光能像は、足利直義・同尊氏・同義詮像だった。では、神護寺三像は、いつ、なんのためにつくられたのか。三像の「大きさ」に着目した著者は、絵絹や肖像の大きさを比較し、面貌の肖似性を確かめ、ついに夢窓疎石と直義の『夢中問答集』の記述に到達。三像が「互の御影」になぞらえて対の肖像としてつくられ、神護寺に安置されたことを論証する。三像の数奇な運命から南北朝内乱期の歴史を描き出す。
目次
- 第1章 戦前の神護寺三像論
- 第2章 戦後の神護寺三像論と米倉迪夫の新説
- 第3章 江戸初期の神護寺復興と「頼朝御影」
- 第4章 広幅の絵絹は物語る—神護寺三像の「大きさ」(一)
- 第5章 比類なき「大きさ」の俗人肖像画—神護寺三像の「大きさ」(二)
- 第6章 神護寺三像の分析・読解と「肖似性」
- 第7章 「足利直義願文」は何を物語るのか
- 第8章 足利直義と夢窓疎石—『夢中問答集』
- 第9章 神護寺に安置された“対”の肖像画
- 第10章 観応の擾乱と神護寺三像の運命
「BOOKデータベース」 より