貨幣主権論
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貨幣主権論
藤原書店, 2012.6
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La monnaie souveraine
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カヘイ シュケンロン
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
337.1||A19110059969
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監訳: 坂口明義
原著 (Paris : Odile Jacob, 1998) の全訳
Description and Table of Contents
Description
貨幣を単なる交換の道具と考える主流派経済学は、貨幣を問題にできない。インドウェーダ社会、アレアレ社会、古代ローマ社会、アフリカ王権社会など非近代社会と、ユーロ創設を始めとする現代の貨幣現象の徹底分析から、貨幣の起源を明らかにし、いまだ共同体の紐帯として存在する近代貨幣の謎に迫る。
Table of Contents
- 第1部 債務(ヴェーダ・インドにおける祭式的行為への支払い;貨幣取引の儀礼的基礎、もしくは殺し屋に礼を尽くす方法;主権性と正当性の狭間にある金融的事実および貨幣手段—アルカイック社会の金融制度)
- 第2部 主権(市場経済の貨幣的秩序;メラネシア共同体にとっての貨幣と、ヨーロッパ社会の個人にとっての現代貨幣とを比較する;古代ローマにおける戸口調査・評価・貨幣)
- 第3部 信頼(勤労者社会における債務と貨幣の二元性について;西・赤道アフリカにおける脱貨幣化と再貨幣化(一九‐二〇世紀);信頼と貨幣—埋め合わせ・保護・統合の諸紐帯についての心理学)
- 第4部 現代の諸進化(自己準拠貨幣—現代の貨幣進化に関する考察)
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