宗教概念あるいは宗教学の死

書誌事項

宗教概念あるいは宗教学の死

磯前順一著

東京大学出版会, 2012.7

タイトル別名

The death of the concept of religion and of religious studies

タイトル読み

シュウキョウ ガイネン アルイワ シュウキョウガク ノ シ

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注記

英文タイトルは標題紙裏による

博士論文『近代日本の宗教言説とその系譜』 (東京大学, 2010) を母体に加筆したもの

内容説明・目次

内容説明

西洋社会で生まれたキリスト教的・プロテスタント的な宗教という概念は、オウム事件や大震災を経験してきた日本社会においても、大きくゆらいでいる。従来の宗教概念・宗教学を徹底して問いなおしてゆく彼方に、新しい宗教研究の可能性がうかびあがる。荒涼とした現実に向きあう言葉だけが、希望を語りうる。

目次

  • 1 宗教研究の突破口(宗教を語りなおすために—宗教研究とポストコロニアル状況;宗教概念論を超えて—ポストモダニズム・ポストコロニアル批評・ポスト世俗主義;宗教概念あるいは宗教学の死—宗教概念論から「宗教の回帰」へ)
  • 2 日本の宗教学と宗教史(“日本の宗教学”再考—学説史から学問史へ;多重化する“近代仏教”—固有名のもとに;“日本宗教史”の脱臼—研究史素描の試み)
  • 3 宗教概念と神道、そして天皇制(近代日本と宗教—宗教・神道・天皇制;逆説的近代としての神道—近代知の分割線;神道的エクリチュールの世界—版本から活字本へ;いま、天皇制を問うこと)
  • 補論 植民地朝鮮と宗教概念

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB09858404
  • ISBN
    • 9784130104098
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xvi, 281p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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