はじめての民俗学 : 怖さはどこからくるのか
著者
書誌事項
はじめての民俗学 : 怖さはどこからくるのか
(ちくま学芸文庫, [ミ2-6])
筑摩書房, 2012.8
- タイトル別名
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怖さはどこからくるのか
- タイトル読み
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ハジメテ ノ ミンゾクガク : コワサ ワ ドコ カラ クルノカ
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注記
1991年7月20日ちくまプリマー・ブックス「怖さはどこからくるのか」として筑摩書房から刊行
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
科学技術の発達した現代の都市社会においても、人々が強い関心を寄せつづける、妖怪・オカルトなどの「不思議な現象」。そのような心の源流にあるのは、いったい何なのだろうか。脈々と生き続ける、日本人の隠れた意識を探り当てるのに、民俗学はすぐれた力を発揮する。本書は、民俗学の入門的な知識と、学問としての流れをはじめの一歩から解説。さらには、エンガチョ、消えるタクシー客など、都市のフォークロアに適用して、身近な「怖さ」の裏にひそむ非合理的思考や神秘主義へのあこがれを読み解き、現代の民俗学の可能性を探る。
目次
- 1 民俗学とは(民俗学の流れ;現代社会とフォークロア;「都市」へのアプローチ;ハレとケのとらえ方;気離れと穢れ;私と民俗学)
- 2 都市が秘める力(「都市」への誘い;「都市」の語り出すフォークロア;「不思議な場所」のテーマ;怖さはどこからくるのか)
- 3 再生への願い(ケガレとキヨメ;「白山」の意味;シラと再生;白比丘尼の長命;「白」のもたらすもの;熊野とシラ;生まれ清まり)
- 4 現代民俗学の可能性(「世の終わり」のフォークロア;「不可思議」な心意;流行神と祀り棄て)
「BOOKデータベース」 より