会社を支配するのは誰か : 日本の企業統治

書誌事項

会社を支配するのは誰か : 日本の企業統治

吉村典久著

(講談社選書メチエ, 535)

講談社, 2012.10

タイトル別名

会社を支配するのは誰か : 日本の企業統治

タイトル読み

カイシャ オ シハイ スル ノワ ダレ カ : ニホン ノ キギョウ トウチ

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注記

参考文献: p243-262

内容説明・目次

内容説明

同族経営、「物言わぬ」株主と取締役、御用組合。日本の企業風土にはびこる旧弊を乗りこえ、グローバル・スタンダードな企業統治(コーポレート・ガバナンス)を貫徹するべし—この通念は真なのか?大企業が果たしてきた危機克服—社長解任という統治行為の実態、この国の組織が育んできた伝統、そして「お手本」とされたアメリカの事例を検証し、企業統治論のオルタナティブを探る。日本の会社を作りあげてきたもの、これから作りあげるものは、果たして何か。

目次

  • 第1章 企業統治の問題を生み出してきたもの—株式会社制度に潜む本質的問題(企業統治の問題とは何か;アダム・スミスの株式会社観—「資本主義の父」の警句;出光佐三の株式会社観—「黄金の奴隷たるなかれ」;企業統治の問題の終焉?)
  • 第2章 日本の企業を作りあげてきたもの—労働組合とミドルの力(日本の企業統治の通念—メインバンクによる牽制;三越における社長解任劇の裏舞台;労組主導による経営者解任の事例—ヤマハの事例;ミドル主導による経営者解任の事例—セイコーインスツルの事例;従業員集団による統治の一般的特徴)
  • 第3章 日本の組織を作りあげてきたもの—江戸期の商家・武家における統治(「侵すべからざる上下秩序」という通念;商家における主の解任劇の裏舞台;武家における主の解任劇の裏舞台)
  • 第4章 米国の企業を作りあげてきたもの—ヘンリー・フォードの哲学(米国企業の経営・統治の模範—ゼネラルモーターズ;模範の末路—ガバメントモーターズ;「株主・株式市場による統治」への意義—フォード、ファイアストン、そしてグーグルとフェイスブック)
  • 第5章 日本の企業を作りあげていくもの—真の解決に向かって(「ソニーに学べ」;三度目の奇跡に向かう時代に—二度目の奇跡の時代を振り返って)

「BOOKデータベース」 より

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