「戦後」日本映画論 : 一九五〇年代を読む

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「戦後」日本映画論 : 一九五〇年代を読む

ミツヨ・ワダ・マルシアーノ編著

青弓社, 2012.10

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戦後日本映画論 : 一九五〇年代を読む

「戦後」日本映画論 : 1950年代を読む

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センゴ ニホン エイガロン : センキュウヒャクゴジュウネンダイ オ ヨム

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参考文献あり

Description and Table of Contents

Description

社会状況が激変した敗戦・占領期から高度成長期に至る直前の1950年代—当時の日本映画に潜在する政治性とダイナミズムを、映画作品、それを支えた技術、産業、観客を細やかに読み解くことで明らかにする。絶え間なく創造され続けた「戦後」イメージを多角的に問い直す論考集。

Table of Contents

  • 多様な日本の「戦後」、そしてその歪み
  • 第1部 資本主義と会社主義—サラリーマンの時代((再)定義される労働力—貫戦史でのサラリーマン映画;社長シリーズから「戦後」をみる—資本・人脈・身のならい)
  • 第2部 社会問題と不安—社会的なるもの、個人的なるもの(同伴者のポチョムキン—山村聰『蟹工船』が描いたもの;原水爆、家長、嫁—『生きものの記録』(一九五五年)における「私」の自壊 ほか)
  • 第3部 「時代」劇と時代精神(『忠臣蔵』映画はなぜ昭和三十年代に黄金期を迎えたのか;『明治天皇と日露大戦争』(一九五七年)の「戦後」観客)
  • 第4部 アニメーション—その日本的なるものと世界的なるもの(戦前から戦後におけるアニメーションのスタイルの変遷—東映動画を中心に;「アニメーション」の誕生—一九五〇年代日本における海外アニメーションの受容とその影響)
  • 第5部 技法をめぐって—音楽・演出・テクノロジー(『赤線地帯』の十二音技法—溝口健二と戦後日本の現代音楽;総天然色映画の超克—イーストマン・カラーから「大映カラー」への力学)

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