コモンウェルス : 「帝国」を超える革命論
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コモンウェルス : 「帝国」を超える革命論
(NHKブックス, 1199-1200)
NHK出版, 2012.12
- 上
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- タイトル別名
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Commonwealth
コモンウェルス : 帝国を超える革命論
- タイトル読み
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コモンウェルス : 「テイコク」オ コエル カクメイロン
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注記
監訳: 水嶋一憲
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784140911990
内容説明
「コモンウェルス」とは何か?—ますます進行するグローバリゼーションのなかで、国境を越えて私たちに働きかけてくる“帝国”という権力と、それに対抗する多数多様な人びとの集合体=マルチチュード。“帝国”が法にのっとって収奪を試みるのも、マルチチュードが生産し、かつ“帝国”と闘うための武器とするのも、“共”という富=コモンウェルスである。それはいかにしてつくられ、どのような可能性を秘めるのか。絶対的民主主義を追究する“帝国”論の完結篇。
目次
- 第1部 共和制(と貧者のマルチチュード)(所有財産の共和制;生産的な身体;貧者のマルチチュード)
- 第2部 近代性(と別の近代性の風景)(抵抗する反近代性;近代性のアンビバレンス;別の近代性)
- 第3部 資本(と“共”的な富をめぐる闘い)(資本構成の変貌;階級闘争—危機から脱出へ;マルチチュードの好機)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784140912003
内容説明
中心のないネットワーク状の権力=“帝国”の興隆に対抗し、秩序形成をめざして単独行動に走ったアメリカの試みは、イラク戦争の失敗と金融危機という挫折に終わった。残されたのはEUの超国家主義でも中国の覇権主義でもなく、“共”という富にもとづいた、マルチチュードによる民主主義のプロジェクトだった。私的所有という制度とそれを支える法体制を根本から批判し、万人にアクセス可能な資源=“共”の豊かな可能性を予見する。“共”をめぐる生産はいかにして資本を蝕み、崩壊させるのか?ポスト工業化時代にこそ読まれるべき「革命」の書。
目次
- 第4部 “帝国”の帰還(失敗したクーデタの短い歴史;アメリカのヘゲモニー以後;反逆の系譜学)
- 第5部 資本を超えて?(経済的移行の管理運営;資本主義に残されたもの;断層線沿いの予震—破滅に向かう資本)
- 第6部 革命(革命的並行論とは何か;蜂起の拡大と交差;革命を統治する)
「BOOKデータベース」 より