放射能問題に立ち向かう哲学

書誌事項

放射能問題に立ち向かう哲学

一ノ瀬正樹著

(筑摩選書, 0059)

筑摩書房, 2013.1

タイトル読み

ホウシャノウ モンダイ ニ タチムカウ テツガク

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注記

参考文献: p281-286

内容説明・目次

内容説明

3.11後の放射能問題は依然として暗い影を投げ続ける。不要な被曝をしてしまった不快と不安、不信などの「不の感覚」が蔓延し、それが復興の妨げにすらなっている。一方で「正しい」と思われる行為が他方で他者を苦しめる。「道徳のディレンマ」と呼ぶべきこの不条理を、超克することはできるのか—。一哲学者が、自問反復しながら徹底して理性で問い詰め、事態の混沌に明るみをもたらそうと格闘した思考の軌跡。

目次

  • 第1章 低線量被曝とがん死
  • 第2章 「放射能」というイコン
  • 第3章 放射能と人体
  • 第4章 安全と安心
  • 第5章 因果関係への問い
  • 第6章 確率と因果関係
  • 第7章 年間一ミリシーベルト
  • 第8章 予防原則の問題性
  • 第9章 借金モデル
  • 第10章 LNT仮説と不可断定性
  • 第11章 「道徳のディレンマ」を生き抜く

「BOOKデータベース」 より

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