ジェンダー研究の現在 : 性という多面体
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ジェンダー研究の現在 : 性という多面体
立教大学出版会 , 有斐閣 (発売), 2013.3
- タイトル別名
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Multifaceted nature of gender : collected works in contemporary perspective
ジェンダー研究の現在 : 性という多面体
- タイトル読み
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ジェンダー ケンキュウ ノ ゲンザイ : セイ トイウ タメンタイ
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注記
引用文献: 各講末
収録内容
- 同性愛と小説 : そのモティーフの現れをめぐって / 新田啓子執筆
- 幽霊的なものの召喚 : ファン・ヘルマンとトラウマの詩 / 林みどり執筆
- 女性と風景 : アメリカ南部文学の場合 / 後藤和彦執筆
- 御手洗港のヴィーナス〈遊女〉その後 / 渡辺憲司執筆
- 「慰安婦」問題からみた近代日本社会 / 小野沢あかね執筆
- 軍国のジェンダー : 灰田勝彦と男性性の攪乱 / 舌津智之執筆
- 「エロ・グロ・ナンセンス」と性 : 男性同性愛の表象を中心に / 黒岩裕市執筆
- 生殖技術とわたしたち : 「代理母」を中心に / 梅澤弓子執筆
- ジェンダーと開発 : WIDからGADへ / 田中治彦執筆
- フォトエッセイ : 京都島原~大阪飛田~広島御手洗 / 新田啓子執筆
- 声なき者たちの痕跡をたどる : 若胡子屋「おはぐろ事件」伝説によせて / 林みどり執筆
内容説明・目次
内容説明
ジェンダー研究の狙いは、性的マイノリティへの擁護に留まらず、性が、なぜ、どのように、どのような状況で、ある人生の選択に作用したかを徹底して探究することであり、それを学ぶことは、自分が属し、利害を共有している社会への批判的知性を養うことである。独自の視座から、人間の性が社会に記した「結果」の検証を行った9本の論文で構成された本書は、異なった学問領域の相互的な影響のもとに進展している現在のジェンダー研究の多彩な成果を学ぶ、格好のテキストである。
目次
- 第1部 語り得ぬものを描きぬく—性と表現の相剋(同性愛と小説—そのモティーフの現れをめぐって;幽霊的なものの召喚—ファン・ヘルマンとトラウマの詩;女性と風景—アメリカ南部文学の場合)
- 第2部 政治の作用を検証する—性の権力と制度(御手洗港のヴィーナス(遊女)その後;「慰安婦」問題からみた近代日本社会;軍国のジェンダー—灰田勝彦と男性性の攪乱)
- 第3部 文化・慣習を問いなおす—社会的性実践の再吟味(「エロ・グロ・ナンセンス」と性—男性同性愛の表象を中心に;生殖技術とわたしたち—「代理母」を中心に;ジェンダーと開発—WIDからGADへ)
- 附録 遊郭の跡を訪ねて—性を生存の場とした女たち、その被傷性と主体性
「BOOKデータベース」 より