フィヒテの社会哲学
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フィヒテの社会哲学
九州大学出版会, 2013.9
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フィヒテ ノ シャカイ テツガク
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Note
2011年9月に北九州市立大学大学院社会システム研究科に受理された学位論文に加筆・訂正したもの
文献: 巻末pxiii-xxv
Description and Table of Contents
Description
ナチズムの先駆者、狂信的ナショナリズムのイデオローグという通説を粉砕し、「自由への教育」と「国家の廃棄」を謳った巨人フィヒテを長き眠りから呼び覚ます。フィヒテが提唱した共和主義、「生き生きとした相互作用」の現代的意義がいま、明らかになる。
Table of Contents
- 第１部 イエナ期フィヒテ哲学の基本理念（生における使命—イエナ大学公開講義についての考察；フィヒテの「精神」概念—『哲学における精神と字句の区別についての講義』についての考察 ほか）
- 第２部 イエナ期フィヒテの社会哲学—権利と国家（カントとの「継承と差異」；フィヒテの『自然法の基礎』における権利概念 ほか）
- 第３部 中期フィヒテの社会哲学—「国民」と「国家」（後期思想への重要な媒介としての『道徳論の体系』；身分と相互作用—『道徳論の体系』における義務論と『フリーメイソンの哲学』の考察 ほか）
- 第４部 後期フィヒテの社会哲学（監督官制度と主権の根拠—『一八一二年の法論』についての考察；フィヒテの戦争論—『国家論』（一八一三年）第二章「真の戦争の概念について」の考察 ほか）
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