日本語のおかしみ : ユーモア文学の笑い

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日本語のおかしみ : ユーモア文学の笑い

中村明著

青土社, 2013.12

Title Transcription

ニホンゴ ノ オカシミ : ユーモア ブンガク ノ ワライ

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Note

用例引用作品所収文献一覧: p224-226

Description and Table of Contents

Description

昭和初期から戦後間もない頃までの文学作品を軸に、作家たちの遺したユーモアの軌跡を、その発想と表現の種類ごとに整理して具体例で紹介、そのおかしみをじっくりと味わう。文体論・表現研究の第一人者による、日本語と笑いの用例集。

Table of Contents

  • 巴里の浅草 ことばを操る—アル中で乱暴・盗難成金・漢語の修辞にだまされる
  • 咽喉に縒りをかけて 用語ずらし—空想が清潔・猫は辞世も詠まず
  • 達筆を通り越して ほのめかすらし—広告の裏・まさか、あぶり出しじゃ
  • 眉秀で鼻に雨かからず 極端に誇張—昔はワイシャツ・神棚の上
  • 手から足がつく 違和感の活用—ピアノのある芸者屋・金ができると頭が禿げる
  • 合わない帳簿は買い換える 常識外れ—本のどこを読む?唇がふさがれる
  • 読ませるために隠す 対人操作—道が年々狭くなる・我々のズボンにこのハンカチ・夜の教会
  • 妻と知らずに美人に挨拶 失敗談—脳溢血はうつらない・地球が違う・頭が伸びる
  • 十国峠のシェークスピア とっぴな喩え—考え深い海坊主・アセチレンガスはおふくろの匂い・狭いながらも汚いわが家
  • 鼻毛が進軍する 枠をとっぱらう—餅の前身・地球が気を利かす〔ほか〕

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